「一歩でも、その先へ。」
RIDE ON TIME season3。4週にわたる関西ジャニーズ特集。第3週を飾るは 関ジャニ∞のデビューから遅れること10年、ドン曇りのあべのハルカスで「テッペン取ったるで〜!」と誓った ジャニーズWEST。
2020年。
彼らは春リリースのアルバムを引っ提げた全国ツアーを、夏には京セラドーム大阪・東京ドームのWドームでライブを敢行するはずだった。
ところが。
彼らの2020年は、目に見えない脅威に取り上げられてしまった。
「普通に悲しかったですね。27歳のライブって、27歳の時にしかできひんし。」
それでも彼らは配信という形で、私たちファンにみなぎるパワーを届けてくれた。何かと気が滅入るこのご時世に、「俺らメチャメチャ元気やで!!お前は!?」と画面の向こうから何度も投げかけてくれた。「元気〜?」「頑張れ〜!」だけじゃなくて、「俺たちは元気です!」「タノシイ〜!!」という言葉や態度をくれたことが本当に嬉しかった。
「ツラい時は、WESTを見て笑ってくれ!!」
流星くんのこの言葉、コロナ禍において私の何よりの支えだったなぁ。
ジャニーズWESTは、というか関西ジャニーズは、アイドルのパブリックイメージとはかけ離れた場所にいるのかもしれない。いや、かけ離れている。(断言)
そのことを自虐にしがちな彼らだけど、「俺ら キラキラアイドルやで!って感じでもないから、」と話す重岡くんは、キラキラアイドルのポジションにいないことを恥じているわけでも嘆いているわけでもなく、“誇りだ” と言っているようだった。
「恥ずかしいところみたいなん(を見せるの)は、全然平気かな。」
かつては THE アイドル だった重岡くんが、メンバーと一緒に頭にたこ焼き被ったり(?)、腕の下にヒラヒラつけてパラパラ踊ったり(??)、鍋とおたまを手にメチャウマチャーハン作ったりしながら(???) 各々が楽器を始め 曲作りを始め、一歩一歩泥臭く歩んできた今までは間違っちゃいない。
勝手ながら、重岡くんの言葉の中に そんな自負と自信を感じた。
自分らはキラキラアイドルってわけでもないと話す重岡くんに、ジャニーズWESTに、ファンの想いはちゃんと届いているのだろうか。
私たちファンにとってその“キラキラアイドル感”のないあなたたちこそが眩しいほどにキラキラ輝くアイドルであること。
ちゃんと、届いているだろうか。
過去に経験した台宙の高さより30センチ高くしたものに挑戦したことも、本番1時間前の最終リハで骨挫傷を負っていたことも、RIDE ON TIMEに取り上げられなければ知り得なかった事実。
私たちの知らないところで、「自分次第でなんでも出来るんだよって」「パワーが届けばいいな」なんて熱い想いを抱えながら台宙にトライしていたにも関わらず、その想いや事実を表立って口にすることはなかった彼がいた。
私たちの知らないところで、「(台宙以外のダンスも)正直踊れるかわからないです」と言うほどの怪我を負い、私たちの知らないところで、「悔しいですけど、台宙カットになっちゃいました。めっちゃ嫌です。」「不甲斐ないです」と悔しがり、それでも自らステージに立つことを決断し、本番では怪我してるなんて微塵も感じさせないパフォーマンスを魅せてくれた彼もいた。
彼らのすべてを知ることは絶対にできないけれど、見えないところがあるからこそ、私たちの目に映る彼らはいつだって眩しい。
7人が涙も弱音も愚痴も本音も 全部ぜんぶ零してきた青春の場所から、アクシデントや陰の努力を引き連れて 光り輝く7つの笑顔とありったけのパワー、そして何よりも最高の幸せを日本全国に届けてくれたジャニーズWESTは 私にとって正真正銘の キラキラアイドル だ。
「ジャニーズWESTの何よりの武器は、活き(粋)の良さ。」
スポーツカーやジェット機よりもチャリンコが似合う。いや、むしろ裸足で駆け回る姿が似合う。
チャリンコのチェーンが切れようが 足の裏が傷だらけになろうが立ち止まらない。頑張ることを止めない。頑張る人を止めない。裏でどれだけ膝をつき涙を零し血を吐いていたって、御涙頂戴にしない。させない。
そんなジャニーズWESTだから、君が笑えば嬉しすぎて泣きそうになる私がいて、
そんなジャニーズWESTだから、君と出会ったことも夢を信じることも間違っちゃいないと断言できる私がいる。
今見えているジャニーズWESTの輝きが、1日でも1時間でも1分でも1秒でもながく続く未来でありますように。
「(`‐´) じゃあ俺も、のんちゃんの “足” いただきます!」
「('・ェ・`) ふふ笑 “足”。笑」
ともに進もう ずっと…
2020.11.07
RIDE ON TIME 関西ジャニーズ #3 ジャニーズWEST ~ 一歩でも、その先へ ~