ここだけの話をしよう

世界が終わっても 君を終わらせないんだ

あなたという人の意味を 今日も僕が感じてること

 

 

はじめに。

 

このブログは、ジャニーズ事務所に所属する現タレント、ジャニーズWESTを応援させて頂いているいち人間が、今現在、彼らに対して抱いている気持ちを綴るだけのブログになることをお許しください。

 

被害者の方々、企業の方々、ジャニーさん。

どちらについても言及しません。というか、できません。事実は当事者間にしかないと思うので。憶測で外野がガタガタ言っても…ねェ?

 

今、ジャニーズWESTが居る状況と、それに対する彼らの想いと、私の想い。

わざわざブログにしたためるようなことでもないと思っていたのだけれど、ただのファンである私ですら目を瞑りたくなるような現状が、耳を塞ぎたくなるような情報が、毎日毎日ありとあらゆるところから飛び込んできて、正直苦しい。

ということは、いま矢面に立たざるを得ない状況にいる彼らは、もっともっと、もっと苦しい。

だから、書くことにしました。

幸せでいてほしいって気持ち。大好きだよって気持ち。愛してるぜって気持ち。

言葉にすることにしました。

 

つまりこれは完全なる自己満足かつ自分自身の感情整理であるため、このブログを読んでいただいたところで私はあなたを幸せにできる自信は微塵もありません。ごめんなさい。

ただ。

私がジャニーズWESTを愛する気持ち、それさえしっかり伝わったなら、このブログをわざわざ書いた意味があるのかなと。

そんな風に思います。

 

では、いざ。

 

 

 

 

このブログで触れるトピックはただひとつ。

社名変更、即ち自軍のグループ名変更の可能性について。

 

9月7日の会見で東山さん(※あえて「社長」という呼称は控えさせていただく)は、“社名は変更しない”と発表したが、同時に“検討の余地はある”ともおっしゃっていた。

そしてここ数日、(事実かどうかは定かではないが)変更が決定したかのような記事もよく目にする。TLに現れるオタクたちのツイートにも寂しい言葉が並ぶようになった。

 

社名を変更してほしくないという願望とは裏腹に、変更すべきだという意見も状況も理解している。

但し、仮に社名を変更することになった場合、それに伴い自軍の「ジャニーズWEST」というグループ名も必然的に消えてなくなる。この世から。

 

これについて。

 

9年間、メンバーとスタッフさんとファンとで育んできたこの屋号がなくなってしまうのではとソワソワ危惧する私たちに、「メンバーの為にも、皆様の為にも、名前に誇りを持ってこれからも活動していきたい」と胸中を明かしたメンバーも居た。

有難いよね。本当に。

どうなってしまうかわからないし、どうにかなってしまったら、私たちだけでなくメンバー自身もそれを受け入れるしかない立場だけど、だからこそ正直な気持ちをちゃんと伝えてくれること、私たちにとっては何よりの安心材料だったりする。

変わってほしくないって思ってたっていいよねって。この名前、愛してたっていいよねって。そう思えるから。

 

そう思わせてもらった上で、私は。

 

結論から言うと、

名前なんて、なんでもいい。

って、思ってます。

 

↑こうやって書くとかなり無責任に聞こえるかもしれないな。ちがう。ちがうんだ。ちゃんとした理由があるから、ちょっと一旦聞いてほしい。

 

私は9歳の時、親の離婚で苗字が変わった。9年間ともに生きた苗字が、突然自分のものじゃなくなった。母方についた私の苗字は、母の旧姓に取って代わった。

転校するにあたり、今まで使っていた学校の道具すべてに刻まれた苗字を、母は丁寧に二重線で消したり、上からシールを貼ったりして、自分の旧姓を書いてくれた。上履きとか、手提げバッグとか、ハンカチとか。

どんな道具であっても、一度たりとも「自分のものなんだから自分で書き直しなさい」と言われなかったのは、母なりの愛だったように思う。

そんな愛を受けてなお、当時の私は新しい苗字を受け入れることができなかった。まったくできなかった。新しい学校の先生や友だちに苗字で呼ばれるとわざと無視してしまうくらいに、本当に受け入れられなかった。

新しい苗字になってから15年経った今でも、完全に受け入れきれているかと問われると…ウーン……

苗字が変わるにあたり、そこに私の意思は1ミリも存在しなかった。

“パパとママが離婚します。あなたはママの家族なので、今後パパの苗字は名乗れません。”

「だから」なのかはわからないが、私は今でも父の苗字に未練がある。名前にコンプレックスがある。

 

そんなお前が「ジャニーズWEST」の名前なんてなんでもいいとか言う!?!?と思っているそこのあなた。

もうちょっとだけ聞いてくれ。

 

私だって、できることなら“変わってほしくない”と思ってる。心から。本気(マジ)で。

グループ名が変わるかもしれないことに対して、「覚悟はできてる。」と発言したメンバーのその覚悟って、控えめに言っても想像の5倍は重たい。

彼らにとっての 名前が変わる って、上履きに書かれた名前が二重線で消されるどころの話じゃないから。

自分たちでもぎ取りにいったこの名前が、苦しいものになってほしくない。これまでもこれからもこの名前を、ずっとずっと誇っていてほしい。

この気持ちも嘘じゃない(というか、むしろこれが本心である)。

 

でもね。

 

変わってしまった自分の苗字を受け入れられずにいたあの時(新しい苗字になってから1年ほど経った頃)、父から届いた荷物の宛名に記された私の名前が、母の旧姓をかぶっていた。

衝撃、だった。

もしかしたらパパはもう私の父親でいたくないのかもしれないとまで思った。

が、荷物のなかに潜んでいた手紙に、

「○○(父方の苗字)でも△△(母方の苗字)でも、♡♡(私の名前)はずっと♡♡で、パパの愛する娘です。」

と書いてあって。

別に新しい苗字に慣れないことを相談していたわけでもないし、まして頻繁に連絡をとっていたわけでもない。

それなのにパパは、苗字なんてなんだっていいと、私が誰なのかが重要で、娘である私を愛すると断言してくれた。

このお手紙を読んだその時、やっと新たな苗字に1歩だけ寄り添えた気がする。

 

これ。結局これなんだ。

 

「大事なのは名前じゃない」なんて言わない。言えない。名前って大事だよ、思ったよりもね。

でも、〝いちばんに〟大事なのは、名前じゃない。

私が好きなのは誰で、誰が私にとっての 明日こそを願い続ける理由 なのかが大事なんだ。

 

先で述べた通り、叶うことなら私だって、彼らにはいつまでも「ジャニーズWEST」という名前でいてほしい。

紛れもなく自分らの声で、自分らの手で、自分らの強すぎる意志で掴み取り、ここまで9年間誇り高く被り続けたこの冠。

名とともに在るものが大切すぎて。濃く深く刻まれたものが、多すぎて。

誰がなんと言おうと、世界中の人間が否定しようと、私は大好きだから。愛してるから。ジャニーズWESTってグループも、ジャニーズWESTって名前も。

手放したくないし、手放してほしくない。

血も汗も涙も滲んでちょっとだけくすんだこの冠、でも今も確かにビッカビカに輝いてるこの冠。

まだまだ脱ぎ捨ててほしくない。

 

それでも。

 

重岡くん、照史くん、淳太くん、神山くん、流星さん、濵田さん、小瀧さん。彼らの愛する、彼らを愛するスタッフさん。

みんながみんなで在るのなら。あなたがあなたで在るのなら。

「名前なんて」って言ってやる。

 

どんな未来が待っているのか微塵も想像できないけれど、たとえ望まぬ未来に辿り着いてしまったとしても、「名前に誇りを持ってこれからも活動していきたい」って言葉に、「覚悟はできてる」って言葉に、彼らを応援するいち人間として、ちゃんと応えたいから。

寂しい・悔しいって気持ちを無視するのもちがう。

かと言って、寂しさや悔しさを通り抜けた先で 怒り に身を任せるのも、多分ちがう。

だとしたら、肩肘張って強がって、本気の“全力”で「名前なんて」って言うことで、彼らの言葉に応えてやる。

 

いつかもしこの大好きな名前とお別れする日が来てしまっても、目に見えていたいろっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっいろな記録が消えてしまったとしても、彼らのこれまでが消えるわけでもなければ、私が愛した日々が消えるわけでもないし、ましてジャニーズWESTと私たちとで築いてきたものは、何ひとつとして失くならない。

だから、大丈夫。

名前なんて、なんだって大丈夫。

私たちなら、いや、私たちだから、大丈夫。

 

 

明日は良い日になるなんて 無責任には言えないよ

明日がどうなるかなんて 知れないから涙こぼれて

だからこそ僕は言うよ 何度もあなたへと言うよ

明日こそ良い日にしようって もう自己嫌悪はやめよう

綺麗事くらい言おうぜ 願うなら口に出そうぜ

怯まないで 比べないで

僕らは今日も僕らのままでいいんだ

 

 

私は物分りが悪いから、まだまだこの名前を思い出にするつもりはない。

「さよなら」も、「ありがとう」も、絶対言わない。

執着して、固執して何が悪いって思ってる。

 

この名前を当たり前に名乗る7人が大好きなんだもん。

この名前に込められた意志を、たまらなく愛してるんだもん。

だから、いやだよ。変わってほしくないよ。

 

だけど、たとえ名前が変わってしまっても、あなたがあなたである限り、7人が7人である限り、私から ジャニーズWEST への愛は、ただの1ミリも変わらないよ。

 

明日がどうなるかなんてわからない今、この気持ちだけは明日も明後日も唯一の〝絶対〟だと、胸を張って言える。

明日は良い日になるなんて無責任には言えないけれど、明日も明後日も、あなたが好きです。あなたたちが大好きです。

 

どんなに頑張っても、私ひとりじゃ彼らに武器を授けることはできないし、どんなに愛を叫んでも、私ひとりじゃ彼らの人生を大きく左右することだってできない。

でもこのちっぽけで臆病な愛をちゃんと声にしたら、ジャニーズWESTの1秒先をほんの少し照らすことくらいはできるかもしれない。

 

そんな願いとともに、このブログを公開します。

 

 

 

いつか私を襲った夜の底に、一輪の光をくれたジャニーズWESTへ。

私から、ろうそくばかりの灯火を。

 

 

明日こそを願い続ける理由 で居続けてくれて、本当にありがとう。

 

 

 

2023.09.25